アイピルの副作用は?副作用はいつから?

アイピルの副作用はいつからいつまで?

アイピルの副作用を気にし始めると、飲み始めてから3時間後ぐらいから発生する可能性があります。頭痛などは比較的早く訪れますので、それほど時間はかかりません。また、吐き気などもそれほど時間がかからないため1時間から2時間程度で発生する可能性があります。

しかし、アイピルの副作用の持続時間は、人によって異なります。およそ半日以内に鎮静化することがわかります。そもそも、アイピルの効力自体は、それほど長く持ちません。アイピルの効力が切れると同時に副作用も少しずつ収まるでしょう。たいていの場合一晩眠れば減少してきます。

消退出血の場合は、若干ほかの副作用と期間が異なります。出血をする場合にはすぐに出るわけではなく、少しタイムラグがあるのです。なぜそのようになるかは、消退出血の仕組みを理解する必要があります。そもそも、女性の場合には排卵後にこの出血が確認されることがあります。しかし、これはピルを飲まない段階でも時折起こりえるわけです。

仕組みは、通常排卵日の時には着床することを前提にしてありますので、エストロゲンが大量に発生します。エストロゲンは、女性ホルモンの一部になりますが、これは女性にしかないものです。これが発生することにより、子宮内膜に厚みが出るのです。もともと、子宮内膜を厚くするために発生していますので、子宮内膜が厚くなるのは自然な現象と言えるでしょう。

しかし、着床しないことがわかるとエストロゲンが減少していき、やがて子宮内膜が薄くなってきます。そうすると、そこから出血をすることになります。これが消退出血と呼ばれるものです。排卵後にすぐに発生することもあり、たいてい三日目ぐらいまでに収まるでしょう。

アイピルの働きを見ると、エストロゲンを減少させる働きがあり、その結果、妊娠しないようにする仕組みになっています。エストロゲンが減少すれば、子宮内膜が形成されることは少なくなり、着床しても育たない可能性が圧倒的に高くなるのです。

これは、着床しなかった後に、子宮内膜が減少し、出血するのと同じ状態になっていくことがわかります。そうすると、自然な形で出血した場合と同じように、血液が流れ出ることがあります。

この副作用は、アイピルを服用した当日から三日目ぐらいまでに起こりうるのです。このように理解すれば、消退出血が副作用として起こったとしても、それほど心配する必要はありません。